しょ〜うぃん広場

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最近英語を勉強している理由の整理

ここ2ヶ月ぐらい英語勉強熱が高まっていて、2週間前にはTOEICを受けてきた。(人生初TOEICだったけど870点取れて嬉しい)
2年前の記事にDMM英会話の勉強ログ があるように、定期的に英語勉強するぞ!という気持ちになるのだけど、半年ぐらいで飽きてしまうのでなぜ英語を勉強しようと思った(思えている)のかをまとめることにした。

忙しい皆さんのために結論から書いておくと

  • 英語ができることが強みになるというよりは、英語ができないことで失っている機会が多いように感じている
  • これから機械翻訳が発達しても、英語が"話せる"ことは一定の価値がありそう

という2点が自分の中でしっくりくる理由だった。

前者の機会損失の話からすると、給与の高い外資系の会社、グローバルにサービス展開していてインフラエンジニアとして関わると楽しそうな会社で働こうとすると当然英語が必要になる。(念の為、今転職を考えている訳ではない)
突然そういうイイ話が降ってきたときに「あぁ英語ができたらすぐに関われるのに…」となっていては遅いので、いつ来るかわからないその時に備えておきたいという気持ちがある。プログラミング技術に関しては、業界に5,6年いると(めちゃくちゃマニアックなものでなければ)だいたい1ヶ月ぐらい本気出せばなんとか対応できる感覚があるが、自然言語に関しては少なくとも自分はそんなに早く習得できる自信がなくて、ゆっくり長く勉強していく必要があるように感じている。

アラサーなのでそろそろ子供だー家だーを考えないといけなくなって来て、「お金必要だなー」 → 「高給な仕事ってどんなのだろう」 → 「あー英語必要なのねー」 になることが多い。 贅沢しなければそんなにお金いらないけど、根が負けず嫌いなので、ぼーっとしていて周りに抜かれていくのがストレスに感じてしまうのだと思う。

次に、後者の機械翻訳が発達しても、英語が"話せる"ことは一定の価値がありそうに思っている話。
大学時代は、機械翻訳まじで頑張ってくれと祈りながら英語の勉強を放棄していて、機械翻訳が発達すれば英語できることが付加価値にならないと思っていた。 それから5,6年経った今ではDeepLみたいに深層学習で機械翻訳の精度は一気に上がったし、音声認識の精度も上がってきているので、近いうちにオンラインミーティングでリアルタイム翻訳とかできるようになると思う。 そのまま技術が発達していったとして、どこまでスムーズに他言語コミュニケーションが取れるか考えてみる。すると最後にボトルネックになるのは、言語の文法の違いだと思う。
(自然言語処理の専門家ではないので適当なことをいうけど) 例えば英語から日本語にリアルタイムに変換するのに、英語で一文を言い終わっていない状態でリアルタイムに日本語に訳すのは無理に近いんじゃないだろうか。つまり最速でも「相手が話し終わる」 → 「日本語を聞く/見る」 → 「日本語で返事をする」というコミュニケーションになる。 これは顧客との商談などであれば十分なコミュニケーション速度だろうが、毎日一緒に働く同僚とのコミュニケーションがこれではかなりストレスに感じる。

"話せる" を強調したのはこういうことで、読み書きに関しては英語ができることの価値は低くなっていくように思える。

こうなると日本の英語教育は今後どうなるのだろう。大部分の人は機械翻訳で十分なので英語を勉強する人は減るのだろうか。そうなると英語が話せるおじさんはより貴重な存在になるので、こちらとしてはありがたいなと思うのだけども。


と言うと、なんで会話力つかないTOEICなんか2ヶ月間もやっていたのという話になるのだけど、2年前にDMM英会話をやっていて、当時は文法も忘れかけていたし、出てくる語彙も少ないしで成長の限界を感じたので、もう一度きちんと勉強するかという気になったから。 今回勉強して一旦文法とかこれぐらいでいいやと思えたので、また英会話再開しようかなと思っている。