しょ〜うぃん広場

おもにTech系なブログ、ときどき個人的なブログ

転職

2023年8月1日に株式会社DEGICAに転職した。ポジションは引き続きSRE。前職のoViceには2021年11月入社なので、1年9ヶ月在籍していたことになる。 その前のLAPRASでは5年在籍中4年間(少し手を動かしつつも)マネージャー的な動きをしていて、oViceでもSREチームでリーダーをしていたので、一旦マネジメントよりもIC(Individual Contributor)としてしばらく技術の研鑽に集中したいなという思いで転職した。

幸か不幸か、チームリーダーやCTOとして数年働いた経験はあるにも関わらず、いちエンジニアとしてチーム専属のマネージャーのもとで働いた経験がほとんどなく、自分に時間をかけてくれるマネージャーがいる元で働くのはどういう体験なのかというのを知りたかった。5年後ぐらいにはまたマネージャー/リーダーとして働きたいと思っているため、自分がICを経験することでどういったサポートをされるとICは動きやすいのかを身をもって体験できる機会が欲しかったのである。

(エンジニアはICとマネージャーでキャリアパスが別れていることが多いがそれでも) リーダーからICにポジションを変更しつつ年収を維持する転職活動は比較的大変だった。今回は急いで転職ということはなく、2023年初頭からゆるゆると転職活動をしていたのだが、USの金利上昇による市況の悪化から外資系企業の日本/APACポジションはバタバタと閉鎖され、(自分は観測できなかったが)日本でも採用を縮小している企業が多いと聞いた。そんな中DEGICAはここ数年業績も調子が良く、文化を聞いても長く働けそうということでDEGICAで次の挑戦をすることにした。

DEGICAは日本の企業でありながら、創業者がカナダ出身であることも影響して、エンジニアは9割が外国人で日本人がほとんどいない。しかもフルリモート可にも関わらず、ほぼ全員が日本に移住してきているので、同じタイムゾーンで日中いつでも英語を喋ることができる環境になっている。oViceでも英語を使用していたが、エンジニアは主に日本とチュニジア(-8時間)にいたので、日本時間は日本語で話していて、終業間際のチュニジア側との同期のときだけ英語を使っていた。それと比べるとDEGICAは常に英語学習ができて最高の環境である。英語を伸ばしたいのは、30代のうちに所謂BigTechレベルの企業の日本/APAC支社のポジションで働いてみたいなという思いがあるのと、日本経済の将来が不安過ぎるので将来外資系企業が大量に侵入してきても60歳ぐらいまではそこそこの収入で働ける準備をしておきたいという2つの理由がある。機械翻訳の英語では満足しない理由は2年前に記事を書いていて、その考えは今も変わっていない。

DEGICAにはどれぐらいいるかまだわからないけれども、少なくとも3-5年ぐらいは関わりたいなと思っており、その間に以下のことは達成したい。(上から優先順位高)

  • ネイティブ英語話者と対等に会話ができる
  • 決済プラットフォーム(PSP)のセキュリティ標準である PCI DSS に準拠したインフラを運用することで、セキュリティの知識を高める
  • クレジットカード決済周りのドメイン知識を身に付け、エキスパートと言えるレベルになる
  • フラッシュセール等によって発生する予測できない突然のスパイクリクエストにもサーバーが耐えられる (且つコスト効率が良い) 最高のアーキテクチャを考える

30代は一番仕事に脂が乗っている時期であるが、一方で子育てにも時間を使いたいので、できるだけ長期間1つの会社に所属することで余分なオーバーヘッドは減らして、腰を据えて重要な課題に取り組んで行きたい。 40代以降は職種、役職にあまり囚われず、自分が解決したい社会課題に挑戦している企業で貢献したいと思っているが、果たして10年後は何を考えているだろうか。