さくらVPSにBitTorrent Syncを導入した
1ヶ月前ぐらいからRebuild.fmの存在を知って、#1から順に気になるもの(全体の7割ぐらい)を聞いている。
#30でBitTorrent Syncの話をしてて、これは使えそうだなーと思ったから環境構築をしてみる。 BitTorrent Syncというのは、DropBoxのP2Pバージョンみたいなやつで、つながっている端末同士でファイルを同期することができる。 要は ・高速 ・メインサーバーなし(全てが同等の扱い) ・容量無制限 なDropBoxだと思ったらいい。 しかもReadOnlyの設定とかできて、共有した相手に消されないようにもできたりするから優秀。 悪い点は、電源が入っていないと同期が取られないという点。
どうやって使うかはまだ決めてないけど、とりあえず常に電源が入っているサーバーをP2Pネットワークに含めると随分と使いやすくなるから(弱点克服)、まずはさくらVPSに入れる。
下の2つのサイトを参考にして導入した。
[参考]CentOSにBittorrent Syncを導入する
[参考]How to install and configure a BitTorrent Sync server
まず、どちらともroot権限で実行したと書いているけど、別にroot権限にしなくても問題なくできた。
$ cd
$ mkdir btsync
$ cd btsync
$ wget http://btsync.s3-website-us-east-1.amazonaws.com/btsync_x64.tar.gz
$ tar -xvzf btsync_x64.tar.gz
HOME以下にbtsyncディレクトリを作って、そこにBitTorrent Syncを持ってくる。そして解凍。 さくらVPSの場合には64bitなので上のURLから。 32bitの場合にはhttp://btsync.s3-website-us-east-1.amazonaws.com/btsync_i386.tar.gzから持ってくるらしい。 (32bitの方は試してないので、間違っていたらゴメンナサイ)
$ ./btsync --dump-sample-config > btsync.conf
このコマンドでbtsync.confにサンプルの設定を書き込む。 コマンドの説明をしておくと、[./btsync --dump-sample-config]のコマンドを打つとサンプル設定がダラダラ流れてくるから、それをbtsync.confに書き込むというコマンド。
設定ファイルの中身を書き直す btsync.conf
{
"device_name": "showwin VPS in Japan",
"listening_port" : 55555, // 0にするとランダムになる。固定したかったので適当な値を決めた
"storage_path" : "/home/showwin/.sync", //ログとかがたまるらしい。よく分かってない…笑
"check_for_updates" : true,
"use_upnp" : true,
"download_limit" : 0, //ダウンロード時の回線速度制限。0なら無制限
"upload_limit" : 0, //アップロード時の回線速度制限。0なら無制限
"webui" : //WebUIの設定
{
"listen" : "0.0.0.0:8888", //8888ポートで使えるようにする。適当な値でOK
"login" : "********", //ページにアクセスした際の認証に必要
"password" : "********" //同上
}
}
こんな感じ。 どんなオプションがあるのか、まだよく分かってないから、これからもうちょっと調べてみる。
あとはiptablesの設定。 /etc/sysconfig/iptables
# BitTorrent Sync
-A OUTPUT -p tcp --dport 55555 -j ACCEPT
-A OUTPUT -p udp --dport 55555 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp --dport 55555 -j ACCEPT
-A INPUT -p udp --dport 55555 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 8888 -j ACCEPT
を追加した。
$ /etc/init.d/iptables restart
でiptablesを再起動。
$ ./btsync --config btsync.conf
最後にbtsync.confの設定でbtsyncを起動させればOK! これでxxx.xxx.xxx.xxx:8888にアクセスすればGUIのコントロールパネルが見れるはず。
次は使ってみた感想を書くつもり。